ドタバタ、あれあれ?

医療改正で申請書類が必要になって
朝から連携病院に判子をもらいに行ったり、
業者さんとの打ち合わせとか、
速達郵便とか回りながら
最後は施設基準の書類申請に行った。
会場に着くとほとんどがスーツを着た中年のおじさん。
多分病院の事務長とか院長とかなんだろうなと思いながら
まぁ特に気にせず番号札を取って順番を待った。
となりのヒソヒソ話から、私が持ってる35番は、
いったん170番までふりきった後、1番から始まった番号らしいということが判明。
こりゃまだまだだ〜と思って外に出る。
会場から離れすぎるのもこわいので近くの古びた喫茶店に入る。
名前は「ソワレ」
こげ茶色の店内、カウンターにマスター。
入り口付近に事務机に座るおばさん。
ちょっと入るのに躊躇したけど今さら出るのもと思ってテーブルに座る。
私以外お客ゼロ。
雑誌コーナーも新聞と女性セブンみたいなのしかない。
疲れたからコーヒーフロートをたのんだ。
飲んだら甘っ!
忘れてた・・昔の喫茶店ってアイスコーヒー甘いよね。
しかもアイスのってるのに〜。
と心の中で泣きながらおもしろくなって笑ってた。
今度のミーティングでどう話を進めるかとか考えながら時間を過ごす。
こういうの、嫌いじゃない。
ただただ時間があいただけなら、やたら有意義に過ごしたいと欲が出て結局無駄に過ごしてしまう。
でもこういう風に安易に動けないという縛りの中でできた時間は
ものごとを考えるのにちょうどいい。
その後も会場に戻ったりまた出たりしてようやく8時ごろ順番が回ってきた。
書類に少し不備があったけど、修正は明確。
これくらいならすぐ用意して明日また持ってくれば完了だ。と思って
院長に報告。
すると報告する私ごと突き刺して提出先への怒りをぶつけてくる。
まぁ気持ちもわかるけど・・・
一瞬のねぎらいがあってもいいんじゃない?
私にだけじゃない、
部下に対する付き合い方がそういうたった一部分、足りない。
決して冷酷な上司ではない。決して。
ただ気づかなかったり、言い方で損をしているだけ。
それもわかっている。
わかってるんだけど今までのそういう部分で振り回された数々の色んな出来事が頭を駆け巡ってしまった。
電話口の指示に返事する私の声のトーンは落ちていく。
「はい・・はい・・・わかりました・・・」
電話を切ってからなぜか涙が出てきた。
怒られて泣いてるみたいだなと恥ずかしかったけど、やることはやらなければならないので居残り生徒みたいに黙々と書類作成。
鼻をズルズルすすりながら。
受け取り側の人も困ってる。
はぁ、滅多に泣いたりしないのに、
人前で、しかも外の仕事の場で泣くなんて、
甘ったれ極まりない。
って思うと情けなくてまた泣けてくる。
書類に押す印鑑を持ってきてくれた院長の奥さんもびっくりさせてしまい、
電話口で明らかに様子が違う私に気づいた院長もかなりびっくりしてうろたえていたそうだ。
後で心配で電話もくれた。
そうなの、気づいたら想像を超えて心底心配してくれる人なの。
でも何かに執着する精神が時に強すぎて、
結果を出すことに必死で
そういう時にたまに周りを振り回してしまうところがある。
だからこそその強さで結果を出し続けてることも事実。
すごいなと思う。
こういうタイプの人とは、
摩擦を最小限にとどめて事をゆっくり進めていく私の性格がいつもぶつかる。
でも私はこの部分は曲げられない。
私は私で頑固になったもんだ。